ブログのタイトルはわかりやすいものが好きだけど、珍しくちょっと抽象的タイトル。自分へのご褒美みたいな感じで、未来への投資。
おうちを新築するにあたり、私の希望としてまず第一は教室スペース。教室だけじゃなく、人が集まれる場所としても使いたいなと。私の母はフルタイムで働いていたけど、何かと毎日誰かが来ている様な家だった。ご近所づきあいも結構濃厚だったし、それをみて育ったので、誰も知っている人がいない大垣に住んで、名古屋まで通勤していた2年間は、大垣では誰とも接触がなくなんか怖かった。会社を辞めてから、子供が生まれてから、少しずつ地域密着。今ではぼーっと買い物中していても声かけられたり、助け合えるご近所さんに恵まれたし、毎日の様に誰かが来てくれるように。
でもどうしても生活感満載になってしまうし、子供のおもちゃも転がってくる・・。そこをきれいに保てるよう、キッズスペース付の専用教室に。すでに教室運営している方でも、場所的にお子様連れは難しい場合もあるだろうし、そういう企画もできたらいいなって。
そしてもう一つ、「菓子製造業として保健所の許可を取ったキッチン」をつくること。シュガークラフトはもちろん、お菓子教室をしたり、アイシングクッキー教室をするのは、許可は不要。でも食べ物の販売をするのは許可が必要。許可を取るにはいろいろ厳しくて、原則として「家庭のキッチンでは不可」。食事を作るのに使っているキッチンではダメで、専用のキッチンが必要。市町村によって細かいところは異なるけど、二漕シンクともう一つ別に手洗い専用のシンクが必要で、お手洗いに手洗い(タンク上はダメ)が必要だったり、設備も必要。
フリマやイベントでは、保健所の許可がなく、家庭の台所で作ったものでも主催者の判断にまかせるというのも多いらしいけど、お客さんからクレームが来る事も多いらしく、「食品の販売は保健所の許可を取っている人のみ」って規約があるイベントも。
アパート1部屋借りてそこを菓子製造業専用にしたり、専用の工房として建てたり、いろいろな方法があるけど、せっかく新築するので家の中にキッチンスペースも一緒に作ることに。
以前載せた写真だけど、左側のドアがそのお部屋。
この許可は、大きくは県単位、あとは市町村によっても違って、豊田市は愛知県の中でも独自で制度があるとのこと。大垣市でも聞いてみたけど、結構違った。シンクも岐阜は菓子製造業は1漕でいいし、豊田市は原材料を洗わないなら1漕でいいとのこと。どちらも口頭での説明のみで、一覧表をくれたりとかないのよね。私が担当者だったら、絶対一覧表作ると思うんだけど、ちょっとお役所仕事的な感じ。あとゴミ箱はふたつき、窓には網戸、カーテンは不可なのは絶対みたいだけど、基本的なことはいちいち教えてくれない。
大垣では、帰ろうとして私が席を立った時に、「あっそうだ、ドアは半自動にしてくださいね」って構造上の大事な事をつけたされた。もし知らなかったら、完成後の検査で通らなかったと思うし、他にも言い忘れた事あったら運が悪かったって事??って思うわ。ちなみに豊田市はそれをふまえ自分から聞いたら、半自動不要だった。調べてもネット上にはあまりでてこないし、電話で問い合わせた時と、窓口に行った時とで言われる事もちょっと違ったりするし、豊田には電話で聞いて、窓口まで行って、間取りや配置図を見せて確認して、さらにまた電話で確認したり。あとから知らなくて許可降りなかったら大変だしね。
タイトルに戻って未来への投資。教室もキッチンもそこだけでいくらとか計算していないけど、シンク等の設備代ははっきりいくらかかったかわかるし、一般的な一戸建てに比べると一階が広くなり、その分基礎工事からしてかかるのでおうちの価格がアップ・・。本当にそれが必要なのか??それだけのお金をかけても大丈夫なのか??って思ったことも。
言い訳でもあるけど、今は子供も小さいから、思うようにできないことも多い。でもこれからどんどん成長していずれは離れていくし、実家の横に住むわけだから、親の手も借りられるし、余裕もできるかと。独身の頃は、専業主婦になったときとか全く考えてなかった。結婚前にシュガーに出会って、子供を抱っこしながら教室を続けてきて、漠然とれっくんが小学校に行くまでの6年間で自分の土台を作ろうって思って、その6年間の残りがもうあと少し。菓子製造業を考え出したのはここ数年で、それ以前は別の事を考えていたりもしたけど。
春に許可を取っても、すぐに販売開始はできない可能性大。環境も変わり、入学と入園も同時だし。でもいずれはできるようになるから、そんな未来の自分のために投資。